相続税の対策として、納税資金はどうやって準備すればいいでしょうか。

 財産が不動産だけで現金預金がなく、納税資金が不足するということがないように、納税資金は、生前に準備しておかなければなりません。

 

まず第1は、不要な不動産を売却しておくことです。

 

不要な不動産とは、

・相続税の評価減額の対象とならない不動産

・将来、値上がりが期待できない不動産

・維持管理費用がかかり、現金の持ち出しになっている空地など、収益を生まない不動産

 


第2は、生命保険の非課税金額を活用することです。

生命保険金には、「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があります。

たとえば、法定相続人が妻と子供2人であれば、500万円×3人=1500万円まで非課税となります。

 

生命保険金に非課税金額まで加入していない場合には、相続人を受取人とする保険に加入することにより、非課税枠を有効的に利用することができます。

また、生命保険は現金で支払われるため、納税資金の準備に役立ちます。