1. 業務内容の具体性
契約書には、業務内容が明確に記載されているかを必ず確認しましょう。
「〇〇を制作する」だけでなく、具体的な内容や納品物、スケジュールが明記されていない場合、後から追加の作業を求められるリスクがあります。
例:不明確な場合のリスク
・クライアントから「追加でこの部分も対応してほしい」と言われ、無料で対応せざるを得なくなる。
チェックポイント!!
・どのような成果物を納品するのか
・作業範囲や除外事項
・納期やスケジュール
2. 報酬の支払い条件
報酬については、金額だけでなく支払いのタイミングや方法も明確に記載されていることが重要です。
支払いが遅れるケースや、そもそも支払われないトラブルを防ぐためにも、契約書で以下を確認しましょう。
チェックポイント!!
・支払い金額(税込か税抜か)
・支払いのタイミング(例:納品後〇日以内)
・振込手数料の負担者
3. 契約解除・解約条件
クライアント側から突然契約を解除されるリスクに備え、解約条件を必ず確認しましょう。
不当に契約を解除されることを防ぐだけでなく、急な解除に対して損害賠償を請求できるかどうかも重要です。
チェックポイント!!
・契約解除の条件(例:〇日前の通知が必要)
・解約後の報酬(進捗状況に応じて支払いがあるか)
・損害賠償請求の有無
4. 秘密保持契約(NDA)
クライアントの情報やプロジェクトの内容について、秘密保持契約が含まれている場合があります。
違反すると賠償請求の対象となるため、どの範囲が守秘義務に該当するかを理解しておく必要があります。
チェックポイント!!
・守秘義務の範囲(例:特定の情報やデータ)
・守秘義務の期間(例:契約終了後も適用されるか)
・違反時のペナルティ
5. 知的財産権の帰属
納品物に関する知的財産権の扱いについても注意が必要です。
契約書に特段の記載がない場合、納品物の著作権がクライアント側に帰属するケースが一般的です。今後の利用に制限がかかる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
チェックポイント!!
・知的財産権の帰属先(フリーランス側かクライアント側か)
・クレジット表記の可否
・二次利用の制限
まとめ
契約書の確認は面倒に感じるかもしれませんが、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。業務内容や報酬、契約解除条件、秘密保持、知的財産権の5つのポイントを押さえることで、安心して業務に取り組むことができます。
トラブルを防ぐために、契約書の内容が曖昧な場合はクライアントに確認し、必要であれば修正を依頼しましょう。また、フリーランスとして法律の知識を深めることも大切です。
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