■尿管結石にならないための生活習慣の改善とは? 

尿管結石にならないためには、どのように生活習慣を改善すればいいでしょうか。

 

(1) 3度の食事はバランスよくとること

メタボリッククシンドロームや肥満と尿路結石は密接な関係があるこがわかってきました。

それを防ぐには、できるだけ同じ時間に起床、就寝し、3食を規則正しくとることです。

 

(2) 夕食から就寝まで少なくとも2時間、できれば4時間あけること

結石は夜に作られると言われます。

夕食をとってすぐに就寝すると、その間消化が進み、結石を形成する物質が尿中に排泄されてためっていきます。

一方、睡眠中は、水分の補給がないうえに、寝汗などで水分が失われるので、ますます尿が濃くなりますので、結石ができる条件がそろうのです。

したがって、夕食から就寝までは、少なくとも2時間、できれば4時間あけて、その間に水分を補給し、排尿してください。

また、起床時、就寝前には、コップ一杯の水を忘れずに飲んでください。

 

(3)適度な運動をすること

座りっぱなしの職業の人は、結石ができやすいと言われています。動かないと、骨からカルシウムが溶け出しやすくなり、尿中への排泄が増えてしまうからです。

運動をすると、骨をつくる細胞が活性化し、カルシウムが骨に沈着しやすくなるのです。

ダンベル運動や筋力トレーニングなどの無酸素運動は、体の水分を奪い、尿を濃くするので逆効果です。

有酸素運動がおすすめで、ウォーキングやジョギング、サイクリングがいいで